「膨れるほどに注入されても漏らさんとは、いい尻をしているだけはあるな!」
そんな事を誉められてもうれしくない。
浣腸液による刺激はすぐに現れる。下腹部がごろごろと低いうなりをあげ、終末を予想させる。
「出かけるぞ」
「え? なにを無理よ!」
パシンッ
茉子の頬がなり、ゴーミンに髪の毛を捕まれる。
「おまえの返事は、分かりましただけだ」
そうだ、生き延びるのが目的なのだから……
「分かりました……」
そして、ゴーミンは茉子を外へ連れ出した。