「あああああああ!」
 限界に達していた便意を解放するために、おまるにしゃがむと一気に決壊する。
「見てはダメョ」
「なにを言っているんですか、茉子先生が正しいおまるでの排便を見せたいとお願いするから準備してから来たというのに」
 ゴーミンは嘘ばかりを子供に教えていく。
「これが正しいウンコの仕方」
 違うと大声で否定したかった、でもいまは……
「あの玉はなに?」
「ああ、バレてしまったね、あれは茉子先生が変態だからお尻の穴に入っていたんだよ」
「ちが……」
「変態?」
「そうさ、変身じゃなくて変態さ」
「そうか、茉子先生は変態なんだぁ」
 いつの間にかゴーミンと子供達は打ち解けていた。
「それでも、茉子先生が好きかな?」
「「「うん! 変態でも茉子先生が大好き!」」」
 純粋な子供を誑かすなんて、ザンギャックをこんなに許せないと思ったことは無かった。