「んひっ!」
 茉子の身体に起こった異変。
「きいてきたみたいだな」
「え?」
 うれしそうにお習字を続ける子供達を余所にゴーミンは効果の発祥を待っていたらしい。
「モジカラって言うんだろ?おまえ達の能力の源」
「あ……そ、それは……」
 最初に拉致されたときにも、使用された。それは電子モジカラだったが。
「その因子を溶かし込んだ墨汁の制作に成功したというわけだ」
 先ほどからの肉体に起こっているのは、子供達が書いた文字による効果だったのだ。
「淫」「雌」「奴隷」「子作り機械」「絶頂」「イく」「吹乳」
 ゴーミンが次々と見せてくれる見本は目を覆いたくなる物ばかりだった。
「酷い!」