「ごめんなさい……あの時、私が怪人にやられていなければ先輩方も捕まらず、茉子さんも逃げる事ができたかもしれないのに……」
 その言葉を茉子に対して口にしたアイムは不甲斐なさと責任感がその表情に現れていた。
「気にしないで、私達だけじゃないんだから……仲間を信じましょう」
 責任を感じているアイムの心が少しでも和らぐように言葉をかける、でも茉子がここに留まったのは……申し訳ない気持ちは茉子も同じなのだ。
 しかも、茉子は戦ってもいないのだから……
「ねーねーエリ先生って人畜のお世話した事あるんでしょ?」
「あそこに居るお姫様の世話してあげてよ」
 子供達がまた何か企んでいるようだった。