「仲間の心配してないで牛小屋に入って搾乳しなよ」
「茉子先生は人畜の大先輩なんだから、みんなのお手本にならないと!」
「私が人畜として、搾乳もチーズ作りもやるからみんなは赦して、お願い」
 頼む事しか出来ない上に、ならなくてもいい方法を考えずに留まった責任が茉子にはある。
「何を言ってるの、負けた罰だって言ってるでしょ? 他の誰かがかった時に次のステージに行けるオマケの付いたペナルティなんだから、口答えしてないで茉子先生の仕事をしなよ」
 聞き耳を持っても貰えず、少年達に牛小屋に入るように催促される……
「うぁあああああん……うぐぅ❤❤」
 目の前には人畜への改造工程によって苦しんでいる後輩が居るのに何もできない……母体改造を止める手立てはナノマシンを抽入されない事だけなのに……茉子は何も出来ないただ一匹の人畜でしかないのだから、仕方がないのだ……
「あああぁぁぁああっ……!?!!❤❤❤」
 お尻の穴から焼け爛れるような熱が徐々にお腹の中を駆け巡り身体の中全部を燃え尽きさせるような感覚、生きたまま生物としての構造を作りかえられて行くのに伴った苦痛を茉子も知っているたのに……。