インダベー達リードを引かれひたすら歩き続ける茉子とハミィ。
 向かう場所は『いつもの場所』……茉子にとっての日常化した場所で、もちろん今日初めてのハミィにはもちろん分からない、茉子もどう伝えて良いのか分からないので言葉にならないのだが、それは基本的に外ではインダベーにリードを引かれる事による歩行スピードまで管理されている事が大きいのかもしれない。
「んっ……❤」
 茉子の胸にはシンケンピンクの天の文字を象ったピアスが揺れ、強くリードを引かれ前屈みになってしまいながらもインダベーの歩行スピードに必死に連れられて行くしかない、地獄であり天国のようなあの場所へ……