「今日は服着て外に出てもいいぞ」
「え……?」
 突然ゴーミンに自分の私服を渡された茉子、この私服をどこから手に入れたのか分からないがそんな事よりも裸を強制してきたゴーミンがいきなり着衣する事を許した事に驚いた。
「裸で過ごす事に慣れちまったら俺達も遊びがいが無いからな、だが俺達から逃げようなんて考えるなよ? まっ逃げられねぇだろうがな」
 ゴーミンに逃げないように釘をさされる、今逃げる方法は思い浮かばない、茉子は外で脱出方法を模索する事にした。
「これが……普通……だったんだよね……」
 久しぶりに着る自分の私服に違和感を覚える茉子、体に衣類が触れる感覚に戸惑いながらも町へ出る事にした。
 変わらない町並み、この町をゴーミン達にリードを引かれながらよく散歩させられた。
「あれって……◯◯保育幼稚園の先生じゃね? よくバケツのおっちゃん達に股開いてる人……」
 町の高校生達にすれ違う。
 当然ここでもたくさんの凌辱をさせられてきた、町で茉子の事を知らない人のが少ないだろう。
(あまり人前で出歩かない方がいいかな……)
 茉子は人通りの少ない場所へ急いで移動した。