「行くわよ!」
 茉子はハミィを連れ出しその倉庫から脱出する。
「よく聞いてハミィ、奴は人間どころか全宇宙にあるものを吸収しようとしてる、仲間とか部下とか全部ひっくるめてね、その為にあなたの身体に埋め込まれたものは作用してるんだいう事、でもそれを着けたインダベー自身もそれを知らされてはいなかったって事……スーパー戦隊の一員としてどう戦うのか自分で決めて頂戴」
 別れ際に、そうハミィに伝える……。辛い決断のは分かる、そして、多くの先輩後輩たちが決断をして地球を守り抜いて来たという事を茉子は知ってる。言葉にしてはそれは伝えないでいても、感じ取って宇宙を救うスーパー戦隊になって欲しいと願う。
 その言葉を伝えられたハミィの頬は涙に濡れていた……