「うわぁあああああああああああああああああああああ」
突如現れ一目散にミキさんの元へ向かっていった宇宙人の慟哭が○○保育幼稚園の畜舎に響く。
「ミキさんが逃げろって……」
二人の間で何かしら会話がなされた様子は無いのに、ジャスミンさんはそう言い切る。
「良いのかな?」
不安の声が漏れる……
「でも……」
集められていた他の女性達が置き去りにしてしまう事に戸惑いの色を隠せないみんなを、率先し覚悟を決めて励ますことにする。
「そうね、ミキさんが与えてくれたチャンスを逃しちゃダメかも」
「茉子……」