シュバッ……!!! シュバッ……!!! バシャッ……!!!
 両胸からたくさんの母乳が搾乳器のホース内に水面を作る程に溜められている、通常の母体ではこの量の母乳を生産する事は不可能……ザンギャックによって人畜用に何度もナノマシン改造をされた賜物であった……。
「茉子先生、今日もおっぱいいっぱいだねぇ~」
「先生は人畜になって何年になるの~?」
 園児達の何気無い質問が心に重たい爪痕を残す……。
「先生! 僕達将来の夢できたんだ~!」
「な、何かしら……❤」
 何年経っても園児達の純粋さは変わらない、夢の話を子供達とするなんていつぶりだろうか。
「将来はね~ザンギャックに入ってゴーミンさん達みたいにちんちん大きくして茉子先生の事気持ち良くするんだ~!」
「うん! 茉子先生気持ちいいの好きだしね!」
 耳を疑いたくなる内容だった、それほどまでにザンギャックによる教育が保育幼稚園内に浸透していたのだ。
「先生……楽しみにしてるわね……❤」
 子供達の夢を否定はできない……搾乳機の音を聞きながら現実逃避するしかできない、既に状況は茉子1人でどうにかなるものではなかった……。