「ここから一週間かけて圧縮凝固させます」
 再び搾乳機を嵌めながら、子ゴーミンの説明は続く。
「この後もドンドンチーズが固まるたびにホエーは出るんだけど、
それは茉子先生の腸で吸収します。最初だけ外に出さないといけないんだ」
「よく判ったけど、おっぱいはどうするの? 皆で飲むんじゃないの?」
「そうだよ、ちゃんとパックにして売るほど作れるよ」
 搾乳機がゴンゴンとうなりを挙げて母乳を吸い始めた。
「あ……」
「「変態ってすげぇ……」」
「ここの仲間だけでちゃんとチーズもミルクも作れるって教えてやろうぜ」
「茉子先生の家が出来たぞ!」
「すげぇ」
「さてミルクを出す動物ってなんだ?」
「え?」
「あ、僕わかった!」
「どうぞ」
「牛!」
「正解、だからこれも牛小屋だ!」
「「茉子先生の牛小屋だぁ」」
 説明の間にゴーミン達が何かを保育幼稚園の中庭に作っていたのは、雨ざらしのよりは少しマシな程度の小屋だった。