「こんな入れ物も作ってあるよ」
 ミルクを入れる紙パックにも茉子の写真がプリントされていた。
「あと一週間お世話をすれば、茉子先生風味のチーズの完成だよ」
「「やったぁあああああああああ!」」
「そうだ、注意しないといけないのはこれ」
 紙パックに入ったミルクを子ゴーミンがコップへ移していく。
「おっぱいだね、美味しそう!」
「あの二つ目からのケースには少し宇宙の秘密があるのさ」
 ケースに視線が集まる。
「秘密?」
「地球の工場でやってる生成とか、菌の繁殖を抑える加熱とか、そう言うのを纏めてやれるんだ」
「ここで全部やれるんだ!」