「先生遊ぼう!」
「茉子先生!」
 可愛い子供たちとの日常はある日突然奪われることになった。
「ここに、白石茉子って牝が居るだろう!」
 その集団は手に手に銃を持ち、全身を灰色で覆われた戦闘兵だった。
「きゃぁあああああああ!」
「私がそうですが」
 狼狽えて逃げ惑う他の教員や子供たちの中で一人立ち上がって戦闘兵の方へ顔を向けた。