「もう……ダメなのね……私は……」
溢れる涙をこらえる事も何も出来ずにいた。
「じゃあ今日は僕がやってもいいんだね?」
「当然さ、みんなで飼わないといけないからね」
子供の手にあったのは、ミルク浣腸用の管だった。
「正樹くん?」
「茉子先生、お腹の中を空にいて置くと雑菌が入って、良質のチーズにならないんだってさ」
「良質って……先生人間なのよ?」
「違うよ、ここは牛小屋だから、茉子先生は牛だよ」
優しい子だったのに。