「私もちょっと行ってるね」
「茉子ちゃんもアトラクション? 楽しんできてな〜」
ことはが笑顔で送り出してくれる、本当はアトラクションに行くわけではないもののことはの明るい表情に少し癒された。
「ここかしら……?」
泣いている子供の影が向かったと思われる場所へ着く……遊園地の華々しさとは打って変わって薄暗く人気の少なそうな雰囲気だった。