突然茉子のお尻の穴に注入用の管が押し込まれていた。
「こ、ことは……」
「だって、早くミルク入れたらないと雑菌が繁殖してもうて、良質なチーズにならしまへんって……」
 どうして、誰も彼も良質なチーズに拘るんだか。
「あ……だからってこのタイミング……あああ!」
 ズズズズズッ
 その場にあったのは先ほど搾乳したばかりのみくちゃんのミルクだった。
「かんにんしてな、茉子ちゃん。チーズ美味しかったよ」
「それ……私の……あ……」
 他人のミルクでチーズを作るなんて初めてのことだった。