「お母さん! どうして!?」
先代シンケンピンクとして戦い負傷した傷も、ザンギャックによって投与されたナノマシンによって人畜時のみ感覚を取り戻すようにされていた両足が完治していたのだ。
立ち上がっている母を見て、茉子は驚き、そして喜んだ。
「ええ、直してくれたのよ……」
「あれ? ピアスは?」
その次にピアスがない事に気が付く。
「ええ、開放されたのよ……茉子あなたも」
母の手には見覚えのあるコントローラーが握られていた。