その後シンケンピンクに変身し、ゴーミン達の制止を振り切り響子と共に牛小屋からの脱出に成功した茉子。
 だが親子揃って国に人畜として登録されてしまっている立場上、人畜の脱走として誰かに通報されてしまえばすぐに国の捜索隊やゴーミン達に見つかり、シンケンピンクに変身できるとしても大勢相手では振り出しに戻ってしまだろう……
 町中を普通に歩く事すらままならず、さらに他の仲間達とも合流できない悪循環……不幸中の幸いか皮肉にも最悪自分自身の身体で生産する白石乳製品のおかげで食料には困らないものの逃亡生活のような状況が茉子を不安にさせる……。
 母への恩もありヨコザワルドからの肛門責めや性交を覚悟を決め、受け入れてしまった。
 家畜としてではなく、人として扱ってもらえるだけ遥かにマシだと思う程に、茉子は牛小屋での生活に疲弊していたのだった。
「あ……」