「ほら、オナニーなんかしなくても気持ち良くなれる方法を知ってるだろう?」
 そんなジンジンと更なる快感を求める肉体が燻ってしまい、行き場のなくなった興奮にむず痒くなっている目の前に自身が身につけていた3点ピアスを提示される。
「自分で付けても良いんだぜ……?」
「あ……あぁ……❤❤❤」
 あんなにも嫌悪感を抱いていたピアスを身体が求めてしまっている。
 ピアスをつけてしまえば、またあの淫獄の日々……分かっているはずなのに……。
「そ……それは❤❤……」
 しかし、思い返してみれば今日は分からされるために外されたピアスだった、だからそれは元々茉子の3点に付いていて当然のアイテム、だからそれは付けるべきで……
「その……んん❤❤」
 何時の間にか何とか自分自身に言い訳を付けて、ピアスを付け様としている茉子がそこには居たのだった、もはや後戻りできない所までこの身体も思考も堕ちてしまっていたのだ。
「手を解いて……自分で付けるから」
 手が自由になれば、この状態から抜け出せる。
 また違う言い訳が思考に潜り込む、しかしピアスを受け取った瞬間に……