現シンケンジャーと外道衆との戦いが終わり、夫の衛と娘の茉子と共にハワイで暮らしていた響子。
 平和な日常を家族と暮らす中で先代シンケンジャーとして戦ってきた日々で疲弊した心は確かに少しずつ癒えている……だがその平和な日々は将棋倒しのように連鎖的に崩壊してゆく……。
 娘が日本に帰省している間にレジェンド大戦が勃発、もちろん娘の茉子もシンケンジャーの1人であり攻めてくるザンギャックに立ち向かっていた。
「茉子……心配だわ……」
「茉子だって、地球を守り切った一人前の戦士だぞ、親が心配し過ぎるのもどうかと思うぞ」
 そんな会話を衛としていた矢先、何とかザンギャックは撃退する事に成功したとのニュースが世界中に流れて安堵する。
 しかし、ハワイに帰省すると行っていた日付に娘が帰って来ていないのだ。
「ちょっと、私日本へ行くわ」
「待て待て、俺もついて行きたいが、今日は仕事の約束がある」
「大丈夫よ、1人でも……今は車いすでも搭乗し易くなってるのよ」
 居ても立ってもいられずに日本行きのチケットを購入し、空港にて便を待つ事に。
「お前が先代シンケンピンクの白石響子だな?」
「何か御用かしら?」
 バケツのような頭をした不審な戦闘員達に取り囲まれる……。