「私一人いれば、良いんじゃないの? 母さんはやめてあげてよ!」
「もう遅い」
「んぐっ!❤」
茉子がゴーミン達に訴えているが当然聞き入られる訳もない。
腸内洗浄もナノマシン投与も終わらせ響子の肛門に母乳を注入する管を取り付けた。
「さあ、みんな今日から牛が二頭になったよ」
「本当だ!」
「みんなでお世話出来るかな?」
「「はぁい!」」
「こういう事だからよ」
その保育幼稚園の園児達はさも当たり前のようにゴーミン達と打ち解けている様子だった……。
その状況に茉子が複雑な感情を抱いているのを響子は汲み取れた。 |