「何があっても、ルカはルカだし僕は全然平気だから」
「ど、どういう……」
「そう言う意味さ」
 それは、全宇宙でどう思われていても関係ないと言う、そう、ゴーカイジャーらしい宣言。
「だろ、マーベラス?」
「言うようになったじゃねぇか、ハカセ!」
 ニヤリと笑って、アイムを抱き寄せる。
「俺の目の前にいればそれで良いさ、全力で守って、全力で……えっと敵はぶっ飛ばす!」
「よし、決意は新たになったようだな」
「ギンギンですよぉ!」
「トリ!」
「トリじゃないよぉ!」
「まずは珠だ! ナビゲートしろ!」
「レッツ、お宝ナビゲート」
 そして、それはあの日々と同じ光景であった。
「それは、同じ時間にありながら……違う場所にいるであろう……こんなん出ましたけどぉ……」
「「「!?」」」
「んだそりゃぁ? わかるか鎧?」
 相手は戦隊のことである。
「えっと……もしかしたらですけど、キュウレンジャーさん?じゃないかと……」
 鎧が口にした戦隊は、違う宇宙、つまり異次元の向こうにいるのだった。