「あいつら、何故コントローラーを使わなかったのか……?」
 ルカはゴーミン達が今までみたいにコントローラーを使わなかった事に疑問を抱いていた。
「貴方は、海賊戦隊のゴーカイイエロー、ルカ・ミルフィよね」
 見覚えのある顔。たしか、特捜戦隊デカレンジャーのジャスミン。
「久しぶり……で、何か用かしら?」
「お互い協力しましょうよ、まず状況を説明さえて貰えるかしら?」
 ジャスミンは今起こっている事、戦隊のヒロイン達が置かれている現状などを簡単に説明してくれた。
「にわかには信じがたいわね……まぁ宇宙警察もザンギャックが入り込んででて、当てにならないものね」
「嫌味?」
「そうなるわね、これ持って行ってくれる?」
 現状を理解したルカは、ジャスミンにハカセが作ってくれたレンジャーキーのひとつを渡す。
「確かに受け取ったわ、でも、此処にいるのも、危険だから…デカベースに来てもらうわ……」
「それは遠慮しておくわ、海賊なんでね警察は嫌いなのよ」
 ニコッと笑った後で、こうつけ食わる。
「それにマーベラスが持って来てくれたこの大いなる力は今使わないとねいけないみたいだから」