妊婦であったアイムの出産ショー、そして取り上げたばかりのその子を陛下に差し出して見せたのだ。
「陛下、お喜び下さい……これで、ザンギャックは安泰です!」
「ほう、わが帝国がコレで安泰と?」
 皇帝は玉座の上から、その赤子を見下ろした。
「ちょいちょーい、何を言ってるのかな君は? その子供がどうしたんだい?」
「は、今のこの子を産んだ女は、ファミーユ家の生き残り、ギルの血を受け付ける事の出来る、稀有な血筋の存在です」
 パーティ会場は何時しか、インサーンの言葉の続きを、待っているように静まり返っていた。
「ほほう……」