突然目の前に現れたゴーミンは、戦闘の意思はないと両手を上げていた。
そのゴーミンはルカの間合いから離れた場所に封筒を置くと、警戒したまま姿を消す。
「なんなんだ、アイツ……」
嫌な予感を覚えながら、ゴーミンの置いていった封筒を手に取る。
『罠……は無さそうだけど……』
そして、中身を取り出して固まってしまう。
「!?」
かつてルカが行われてきた数々の陵辱、その姿がプリントされた写真が入っていた。
「…………」
写真の裏には『今夜、ココに来ること。』と座標が書かれていた。
逃れられない過去が、現在のルカを追ってやってきた。 |