「仕方がない」
声を出さなくなったルカに、業を煮やしたのか膝の下に手を入れて。
「あ……」
結合部を見せつける形で持ち上げられた。
「観客にも見せてやろうぜ」
ドアの隙間の前まで歩いていく。
「だ……だめよ……」
口を押さえても、恐怖が沸き上がる。
「ほら、見えるだろう!」