一斉に視線が向けられているかと思うと、どこかに逃げ出したくなる。
 でも、しっかりと兄さまがアイムの股間で胎内からホールドしている。
「や……止めてください……元の兄さまに」
「これが地なんだよ、あんな小さな何も無い星の王族で一生を終えたくは無かったからな」
「それで、ザンギャックの手先ですか?」
「アイムだってザンギャックの牝奴隷だろ」
「私には……事情が……」
「事情と言うのは、身分卑しい者の犠牲になったと言う事か?」