「これで終わりじゃないぞ、アイム」
ズル……兄さまの指が何か変形したように思えた。
「な……な……」
ズルル……体内と胎内で何かが蠢いている。
「実は人の身体の中には触覚器官が無い、だから直腸内も子宮内も触られていたからと言って感じる事は無いんだよ」
兄さまの説明はいったい何の事なのかアイムにはさっぱりわからない。でも否定しなければ行けない事がある。
「でも、今……兄さまが触っているのがわかります!」