しかし、参加国の半数はゴーミンが作り上げたヒロイン慰安婦化システムの中でヒロインを嬲ることで快感を得ることを当たり前とする国の要人たち。それでもアイムは諦めずに彼らを説得しようと頑張っていたのだ。
「心に正義をお持ちください!」
 要人に連れられてきた異世界のヒロインたちも一縷の望みをかけてアイムの演説に耳を傾けている。飛び交う罵倒と揶揄。それでもアイムは仲間の解放を掛けて必死に説得する。そんな中、一人の代表者が
「立派に着飾ったお姫様が奴隷解放を訴えても心を打たれることはない。我々の心を動かしたければ、奴隷たちと同じように全裸になって話してみろ。」
 発議するる会場からは割れんばかりの拍手が上がった。
「そんな……」
 アイムは恥辱に耐えながら壇上で衆目の前でドレスを落とし、ショーツを脱いで全裸を晒しながら演説を続ける。その時会場にヨコザの声が響く。