「でも……」
どれくらいそうしていただろう、やっとアイムは立ち上った。
「ルカさん、私は負けません」
ズズズッ……
「え?」
背後に突如並行世界間ゲートが開いていた、この会議場には沢山の並行世界から牝奴隷として集められた女性たちがいた、その歪みの名残という事だろうか。
「ル、ルカさぁん!!」
あっという間にアイムはその向こうへと吸い込まれてしまった。