やがて、待機していた行動隊長達もいなくなる。
 美月は精液と愛液、汗やヨダレで濡れた床に寝そべっている。
 朦朧としていた意識が徐々に戻ってくる。
 何度絶頂したのか分からず、わかりたくもないが、妊娠してしまった事だけは理解してしまう。
「まだ終わらないぞ。」
 ゴーミンがチューブを手にしてやってくる。
「流石に水棲生物は連れて来れないからな。」
 そう言って、鮫や鯱の写真が貼られたチューブの先端を美月の子宮に突き刺していく。
 子宮内に広がる精液に反応するように、腰を浮かせて絶頂する美月を見て、満足そうに頷くゴーミン。
「元気な子を産むんだぞ。」
 美月の腹を撫でる。
「ーー!!」
 今の美月はそんな刺激でさえ、絶頂してしまう。
「ちゃんと、それぞれの相手のいいとこ取りをした子供を産んでくれよ。」
 ゴーミンの言葉に、無意識のうちにキメラの様に合体した子供を産む想像をしてしまう。