朦朧とする意識で美月は、助けが来ない事を理解した。
絶望が襲いかかるなか、のろのろと体を起こすと、ゴーミン達に向かって正座する。
「私の体を使っていただきありがとうございます。」
お辞儀をし、かつて教えられた言葉を口にする。
「自分の仕事を思い出したか?」
「はい。」
美月は涙で前が見えない。