そうして連れていかれた先には、レジェンドと呼ばれる戦隊ヒロインがいた。
ライブドルフィンこと岬めぐみ、ハリケンブルーこと野々七海。
スーパー戦隊の公認ヒロインである2人にも、美月と同じくザンギャックの現地慰安婦である事を示すピアスが付いていた。
『公認様……だよね?』
かつて地球を救ったはずのヒーローが、今の美月と同じ境遇にいるなどとは信じられない。
いや、信じたくないのだろう。
美月が困惑しているうちに、ゴーミンが準備を進めていく。