朦朧とする意識の中、下腹部に感じる温かい感触と、未だに膣内に残るペニスの感触。
 いつものように慰安婦としての仕事をさせられていた事は体の感じから理解できる。
 しかし、いつもと違う事があった事を何か忘れている……
 次の瞬間、見覚えのある顔が蔑むように自分を見ている事に気がついて、それまで何をしていたのか、これから何をすべきかを思い出す。
 朝礼台の上は犬の精液と美月の体液で濡れている。
 子宮内に残っているのが犬の精液だと思い出して、嫌悪感から吐き出しそうになるのを堪える。