「…………」
 何頭の馬と交尾したのか覚えていないが、既にこずこずの意識はなくなっていた。
「起きろ。」
 気絶しているこずこずの頬をゴーミンが叩くが、覚醒する気配はない。
「…………」
 やれやれと言った感じにピアスのコントローラーを操作するが、ピアスは振動しなかった。
「やっぱり!?」
 それは先ほどと同じ。
「何がどうなっている?」
 そう問うても答えを持っているゴーミンは誰もいなかった。
 こずこずが覚醒しない事よりも、ピアスが動かない事が問題だった。
「一体……」
 コントローラーを見つめるゴーミンの背後に青い影が襲いかかる。
「ゴッ!?」
 不意をついた攻撃をまともにくらい、その場に倒れるゴーミン。
「貴様!!」
 その場に現れたアキバブルーを見てゴーミン達が戦闘態勢に入る。
「ごめんなさい……」
 多数の馬と獣姦させられて、あられもない姿のまま気絶しているこずこずに謝る美月。
「許さない……」
 拳を強く握りしめ、ゴーミンに向かっていく。
「貴様が我々に勝てるとでも思っているのか?」
「以前敗北した事を忘れているとは……」
 ゴーミン達は美月をなめてかかっている。
 そして、それはそのまま油断となり、勝者はアキバレンジャーだった。
 美月が注意を引いている間にゆめりあとルナが大それた力を使って、ゴーミン達を一網打尽にしたのだった。