校庭には生徒が集められ、銃を構えたゴーミンと巨大化したスゴーミンが生徒達を監視している。
集められた生徒達は不満を抱えつつも、ゴーミン達に怯え、我慢している様子が見て取れる。
相手は普通の警察などでは太刀打ちできない宇宙帝国の軍隊であり、ただの一般人達が抵抗など出来るはずもなかった。
ゴーミンが裸の美月を連れて朝礼台の上に現れると、生徒達の表情は驚きへと変わる。
総合格闘技の大会などで華々しい成績を残している美月は、この学校では有名人の部類に入る。
ざわつく生徒達をよそに、ゴーミンが美月にだけ聞こえるように話しかける。
「こいつらの前でザンギャックの慰安婦として宣言し、お前の活動を確認してもらった後で感謝の言葉を述べろ。」
慰安婦としての活動……
それは、今から同級生や友人達の前でAVの撮影を行う事を意味している。
「出来なければ、ここにいる者達は皆殺しだ。」
脅しなどではなく、ゴーミン達ならば本当にする事を美月は理解してしていた。
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