「コッチにアキバブルーのしぼりたて母乳一つ。」
「コッチにも!!」
 店内に居たほぼ全ての客が、アキバブルーの母乳をオーダーする。
 美月はテーブルを回って母乳を出していく。
「甘くて美味しいね。」
「さすが、現役JKの生乳は濃さが違う。」
「淫乱女の香りがする。」
 美月の目の前で母乳を飲み、直接感想を言ってくる客達。
「ありがとう……ございます……」
 逃げ出したい気持ちを堪えて、次のセリフを口にする。
「“おかわりは……いかがですか?”」
 感謝の言葉を口にして、撮影で覚えさせられた作り笑いを浮かべる。