「詰所に帰るぞ。」
再び拘束されると、ゴーミンに連れられて生徒達の間を歩いていく。
美月の体をペタペタと触る生徒が出始めるが、ゴーミンはソレを止めない。
触ってもいいのだと判断した生徒達は、その手を段々と激しくしていった。
「今度、オレ達の相手もしてくれよ?」
男子生徒達は美月を触りながらそんな事を言ってくる。
ゴーミンはそんな生徒には「金さえ出せば、貸し出しは可能だ。」と返していた。
もう今まで通りに学校に通えなくなった事を理解し、校門を出る頃には涙で前が見えなくなっていた。