「おい、アレ……」
「ああ、ザンギャックの慰安婦達か……」
 秋葉原にいる人々の視線が4人に集中するのがわかる。
「あの人、レイヤーの萌黄ゆめりあ?」
「ん〜? あれ、山田じゃないか?」「アイツ、慰安婦だったのか?」
 ゆめりあを知っているらしい人の声が聞こえ、ゆめりあはその場にうずくまってしまう。
「いやぁ!! 見ないでー!!」
「横にいるのは、AVに出てる青柳美月か?」
「じゃあ、今までのAVって……」
 美月の意思で出たことになっていたAVが、ザンギャックの強制によるものだとその場にいる人間にばれてしまう。
「わかっているとは思うが、余計な事はしない方が身のためだぞ。」
 ゴーミンが美月の写メを撮っていた男達を睨む。
「もちろんですよ。」
「新作も楽しみにしていますよ。」
 男達は美月の立場を理解し、そのままザンギャックの協力者に変わる。