「ただいまぁ! ピー―スッ!」
「「博世さん!」」
 出来るだけ明るく、出来るだけ心配させないように!
「へへへ! モモレンジャー様とシンケンピンク様に助けて貰いました!」
 もちろん真実を交えつつ
「「ええええええ! ズルい!」」
「カッコ良かったぁ……はぁ最高の思い出できたぁ!」
『非公認戦隊の司令官よね』

「非公認戦隊の司令官よね」
「え……はい!」
 モモレンジャー様が変身を解いて、博世にそう声をかけてくれた、博世に子供を産ませていたゴーミン達はゴレンジャーハリケーンにより爆散、目の前でそれを見れた事が感動でしか無いのに、その通行人のような博世に話しかけてくれたのだから感動しかない。
「そうなら、メンバーにも伝えて欲しい事があるのよ」
 モモレンジャー様からのご依頼なら。
「はい! なんなりと! あの、そのかわりと言っては何ですが……」
「ふふ、良いわよ」

『ふふ、良いわよ』
 という訳でモモレンジャー様から頼まれた……
「それから、伝言なんだけど……最終決戦場所聞いて来たんだけど、モモレンジャー様から……行けるの? あなた達?」
 それこそ、世界が違うのだから……
「大それた力があれば……多分」
 半信半疑でも、そういう事なら安心と胸をなでおろし、サインまで貰えて『ひみつきち』の新しいアイテムが増えたことを博世は喜んでいた。