「先輩、ちゃんと説明しました?」
 ルナが話しかけて来る。
「?」
「ヨコザの尻奴隷になれば、ザンギャックの慰安婦からは解放されるって。」
 ルナは自分の時もちゃんとした説明がなかった!と少し怒った様子で言ってくる。
「あ…」
 美月が間の抜けた声を出す。
「………」
 そんなやりとりを聞かされていたゆめりあの顔が赤くなっていく。
「美月ちゃん?」
 笑顔ではあるが、怒りマークが見えそうなゆめりあが美月に話しかける。
「どういう事かな?」
 美月は謝ってことの経緯を説明した。
「しょうがないなぁ…」
 四肢を解放されたゆめりあはソファに足を組んで腰掛け、その前で美月とルナが正座している。