「では乗り物を貸してやるミン」
 驚く2人の目の前でブレイブを吸収したタンクから毒々しいネオンイエローの獣電池を取り出すゴーミン。
「ブレイブ〜イン!」
 光る獣電池を弥生から取り出した紫のバイブの基部に差し込み、反対側をアミィのドリケラバイブが咥える。

《ガブリンチョ……ディノチェイサー》

 禍々しい確認音の後に現れたのは乗り物とは呼べないまさに「拷問器具」だった。
 中央に付いた一輪車を中心にピンクとネオンパープルに塗り分けられた車体。
 ピンクの側にはドリケラを思わせる大きなドリルが付いているが、背面には4本のバイブが屹立していた。
「こ、これ……ディノチェイサー……な、の……」
「乗りたくない、乗りたくないよぅ」

 器具の圧倒的な禍々しさに動けなくなるアミィと弥生。恐怖で目が離せない。

「我々は親切だから乗せてやるゴ」
「乗り方もわからんだろうミン」

 いつの間にか2人の後ろに回り込んだゴーミンたちが後ろから2人の少女を抱え上げる。

「やっ、やめ……ヒィッ」
「いやぁ、……イヒャァァァ」

 2人は向かい合わせるようにバイブにまたがらせられる。
 当然、膣孔と肛門にバイブが突き刺さる。
 肛門を拡張され、子宮底を押し上げられる乱暴な快感に悲鳴がステレオで上がった。

「手はここだゴ」
「足はここに通すミン」

 2人の両手は中央部の柔らかい手かせに通され、足首はバイク下部から伸びる足枷に通される。

「こんな不安定だと、あっ、死んじゃうよぉ」
 首を振り不安げに周りを見回すアミィ。
「アミィさん……手、ヒッ、握っていいですか……」
 アミィの身を案じ何とか冷静に振舞う弥生。

 姿勢を変える度に変化する刺激に耐えながら2人は手を握り合う。それだけで、勇気が湧いてくるような気がする。

「それでは出発だゴ」

 ズズズズズズズズ
「あ、あぁぁぁぁぁ」
「ひ、いぃぃぃぃ」

 ゴーミンの操作でエンジンが始動する。巨大なハチの大群が唸るような低い音。
 バイブを通して子宮と腸管に重低音を浴びせられる2人。

「身体を固定するミン」

 次の操作で手首と足首が締め付けられる。

「ぐぅぅッ」
「はぁっ、はぁ」

 2人の体内のバイブも変形を始める。膣のバイブは先端が後方に変形し、腸内のバイブは前方へ湾曲する。
 いわば膣壁と腸壁をバイブで掴まれたかたちになる。
 この時2人は気づかなかったが、クリトリスのピアスが車体に半分沈み込んで固定された。