ギュルッ! 手のひらを囲むように壁が光ったかと思うと継ぎ目のない黒い半球が両手を固定した。
 驚く間もなく銃で足を動かすよう指示され、その通りに足を移動させると同様に黒い半球に足首を固定された。結果、自然と両足を大きく開いて腰を後ろに突き出している姿勢に固定される。

 その姿勢の本当の意味は理解できなくとも、女の本能は羞恥を感じ、弥生は不安な表情を見せる。
「な、何を……」

『ヒヒヒ恐怖しとるのか? ん、弥生ウルシェード』(声:千葉繁w)

 後ろから声がする。手足の固定により十分に声の主の姿が見えない恐怖と不安が大きくなる。
「こんなことをして身体の自由は奪っても獣電戦隊の情報は……ウヒャッ!」
 思わず声が出た。
 冷たい手で尻の間を押し開かれる。外気に曝されたことが無い少女の濃い桜色の蕾に視線を感じる。

『情報がどうしたのじゃ? 弥生ウルシェードヒヒヒ。』
 声の主は弥生の臀部の秘裂を指でなぞりながら問う。

「あ、あ、な、何をする、の」
 鈍色の壁面に映る自らの泣き顔も目に入らない様子でたどたどしく問う弥生。

『何って弥生ウルシェードの排泄器官の観察じゃよヒヒヒ』
 指はついに肛門へたどりつく。

 声の主はコウギャック星人ヨコザ。100以上の惑星における監禁・強姦をはじめ、人体改造・違法生物製作による生態系崩壊等の罪で宇宙警察に収監され、ジャッジメントを待つばかりの星間性犯罪者であったのだが、ザンギャックが宇宙警察を掌握した際、出獄。今回の地球侵攻における慰安婦調達作戦に行動隊長として志願した男である。