「ご、ごめんなさい……」
 優子はデニムだけを残して、ゴーミンに手を引かれて炊き出しのテントから裏へ回る。
「ど、どこへ……」
「場所くらいは用意してある、それにこういう時は性欲が高まるのが生き物という物だ」
 もっともらしくバケツがしゃべっていた。