「この浣腸器の方が大きいからね」
「すげぇ」
二人の少年のテンションが上がって行く。
「ほら名前も書いてあるよ『福井優子専用浣腸器』だって」
態々ラベリングまでされ、何度も優子を苦しめた器具だ。
「専用だって、やっぱり大好きなんだね……」
「そんなわけないのよ、それは苦しい物なの……」
何を言っても伝わる気はしなかった。