「分かったぜ、こうだな」
「え?ちが……おトイレに」
 男が一人、優子の背後にしゃがむとアナルの中で膨らんだ風船の空気を抜く。
「ダメぇ……そんなこと、ここでなんてぇ」
 悲鳴が上がる。
「いいのか?」
 はっとして口を紡ぐ。耳を澄ましても子供が起きた気配はなくほっとする。
「ふぅ……」
「まだ母親の顔をしてやがるな」
 そうしているうちに、空気は抜けきっていた。