昨晩の惨劇を思い出しながら、一つ一つ、丁寧に洗っていく。
「これも……これも……」
いちいち、昨晩何をされたかを思い出してしまう。
「これも……」
綺麗になったら、今度は部屋を掃除しないといけない。
あのままにしておくと、畳が遠からず腐ってしまうから、陰干ししてそれが終わったら理香のご飯を作って……
日常が、どんどん浸食されていく。