「気持ち良い!」
 それが最後の一人とは言っていた、そしてその男は優子の胸で白濁した液体を出して満足したらしかった。
「はぁ……はぁ……」
「これで、終了だ……またな」
 そう言って、ドアが閉められ男たちは去っていった。
 車の直ぐ脇に散らかった、衣服を羽織ると車の掃除をするためにもう一度ドアを開けた。
「え? どう言うこと……」
 そこには、仕事の道具が普通に並んでいた。
「なんで……」
「終わったみたいだね、優子」
「兄さん!」
 背後から声をかけられて、返事は悲鳴になった。
「どうしたんだい優子」
「あの、そのごめんまだ……」
「確認も終わってるよ、取引先にもいい仕事だって誉められた、優子のお陰だ」
 まるで意味が分からなかった、ずっとここで陵辱されていたのに。
「さあ、帰ろう」
「はい」
 二人でドライブシートと助手席に乗り込むと、まるふくカーは走り出した。
「ごめん優子、オナラしちゃったかな? いやぁ甘い物も食べちゃったし……あははは」
「兄さん……」
 車の中には、甘いグリセリンの香りとその中に優子の排泄した物の臭いが含まれている。
 それは、確実にこの中で先ほどの陵辱が行われた証拠だった。
「!」
 振り向いても、あの器具たちはどこにも見あたらないのに……