「きゃー!!」
 叫び声をあげながら服を脱ぐと、海へと走り出す。
 熱い砂を蹴り上げながら、大胆に腕を振って走る。
「お姉さん、大胆だねぇ。」
 高校生達はりんの裸を凝視している。
 海に入ると、海水の冷たさと波に揺られる浮遊感がりんの気持ちを落ち着かせていく。
「なんで……」
 もう、間違いなくおかしな事になっている。
 その事に気付いた時には手遅れだった。