放課後、疲れて眠っていた美緒の首に男子生徒がヨコザコレクションの首輪を装着する。
「起きろ。」
 生徒が命令すると美緒が目を覚ます。
「え?」
 美緒の前には、美緒を含めライト達を良くは思っていない生徒がいた。
「へ〜、本当に起きたよ。」
 生徒はニヤニヤと笑いながら美緒を見ている。
「あなた、何?」
 不穏な空気を感じて身構える。
「おっと、動くなよ。」
 生徒が命令すると美緒は動かなくなってしまう。
「な!?」
 自分の身に何が起きているのかはわからないが、好ましくない事態だと言うことはわかる。
「あなた、シャドーラインの怪人なの!!」
 人間に擬態しているタイプがいる事は知っている。
「シャドー? なんだって?」
 生徒は美緒が何を言っているかはわからないが、首輪を手に入れた時に見た怪人の事を言っているのだと勘違いする。
「いや、違うよ。」
 否定の言葉を口にする。
「なら、なんで……」
 今、自分の体は自由がきかないのか理解出来ない。
「服を脱いで裸になって。」
 困惑している美緒に生徒が命令する。
「は? 何言ってるの?」
 言ってる意味が理解できないとばかりに強気の口調で文句を言う。
『!!』
 しかし、身体が美緒の意思に反して勝手に制服を脱ぎ始めたのだ。
「ふーん……結構大きいんだね。」
 ジロジロと胸を舐め回す様に見つめた後、彼はわざわざ声に出して感想を美緒に聞かせる。
 そんな言葉をかけられたことの無い美緒は頬を赤く染めて羞恥に身悶えるのだ。
「マ〇コを広げて見せてよ。」
 さらに生徒の命令は臆面も無くなって行く、しかもその姿を写真に収めようと言うのか携帯を取り出し美緒の正面から構えるて、そのまま撮り始める。
「いや!! やめて!!」
 自らの指で、絶対に人に見せてはいけない所を広げている、そんなあられもない姿を写真に撮られ、悲鳴をあげるしかない。
「うるさいなぁ。黙れよ。」
「むぐ……」
 生徒の命令で、声すらも上げる事も出来なくなる。
 性器の中までしっかりと写真を撮られ、美緒はただ無言で涙を流す。
 生徒は椅子に腰掛けると、更に美緒を追い込む命令をする。
「自分から跨って、SEXするんだ。」
 生徒のズボンからは既にペニスが飛び出して、準備万端になっていた。
『ひ!!』
 父親のモノしか見たことない美緒にとって、それは全くの別物だった。
 命令された事が絶対なのは、ここ迄の事で身に染みている、だから今回も美緒の意思とは関係なく、男子生徒に向かって、いや男子生徒の股間に屹立した肉の凶器に向けて歩いて行く。